インプラント周囲炎にご注意を

2019年01月25日 11:11

 

インプラントは、天然歯に近い自然な噛み心地と、美しい見た目が特徴です。同じ噛む機能と比較しても、入れ歯やブリッジは、噛んだ際に支えとなる歯に負担がかかってしまいますが、インプラントは一本の独立した歯として治療を行い、他の歯に負担を与えません。メリットの多いインプラントですが、注意すべき点は「インプラント周囲炎」です。

 

インプラント周囲炎とは

インプラント周囲炎とは、インプラントの周りの歯ぐきや歯周組織に起きる炎症です。歯周病に似た症状が起こるインプラント周囲炎は、歯ぐきの腫れや出血が主な症状で、歯周病と同じように歯槽骨にも炎症を引き起こし、吸収します。そのためインプラントを支えている歯槽骨が薄くなり、インプラントがグラグラし始めて、最悪の場合インプラントが抜け落ちてしまうことがあります。

インプラントが抜けてしまったら、また入れ直せばいいじゃないか、と思うかもしれませんが、インプラント体を支えるのは歯槽骨です。その歯槽骨が歯周病菌によって吸収されてしまったら骨が薄くなり、インプラント体を支えることができません。こうなってしまったら院プラントではなく、入れ歯で噛む機能を取り戻すしかありません。これではせっかくお金と時間をかけて治療したインプラントが、全部台無しになってしまいます。

また物理的なことに加え、歯周病の進行というお口の中の健康にも大きなダメージを受けてしまいます。インプラント周囲炎はインプラントを行った歯だけでなく、歯周病菌によってお口全体が歯周病となり、色々な影響を受けてしまうのです。

このように、インプラントはとても優れた機能回復治療法ですが、インプラント周囲炎になると全てが台無しになる恐れがあるのです。

 

インプラント周囲炎にならないために

インプラント治療後に最も気をつけなければいけないのは、インプラント周囲炎です。ではインプラント周囲炎にならないためにはどうすればよいのでしょうか。それは家庭でのセルフケアと、定期的なメンテナンスです。

インプラントの周りにプラークが付かないよう、ワンタフトブラシを使って丁寧にケアを行いましょう。フロスや歯間ブラシも併用し、汚れをきれいに落とすよう心がけてください。家庭でのセルフケアは、インプラントを快適に使用するための基本です。

そして最も重要なことは、歯科医院での定期的なメンテナンスです。通常の定期検診と同じように歯科医師が診察し、インプラントに異常はないか、噛み合わせに問題がないかどうかなどを確認し、歯科衛生士がきれいにクリーニングします。インプラント周囲炎を防ぎ、インプラントを長持ちさせるためにはこのメンテナンスが欠かせないのです。

 

なおきちんとメンテナンスを受けているにも関わらず、違和感があるなどの症状を感じたときは、すぐにインプラントを受けた歯科医院を受診しましょう。

 

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