セラミック治療でも根元が黒く見えるのはなぜ?

2018年11月25日 18:46

 

せっかくセラミック治療を行ったのに、年数が経つにつれて歯ぐきの根元が黒ずんで見えてしまうことがあります。高い費用を出してセラミッククラウンを装着したのになぜ?と思うかもしれません。セラミックを使った被せ物にはいくつか種類があり、その中には金属が使われているものもあるため、年齢とともに歯ぐきが下がると金属の部分が見えてしまうことがあるのです。

 

セラミックの被せ物なのに、なぜ根元が黒っぽく見えてしまうのか

歯科で使用されるセラミックは、透明感のある白さで、口元を美しく見せてくれる審美性に優れた素材です。プラークが付きにくく、二次カリエスになりにくいため、歯の健康を維持できることも特徴のひとつです。

セラミックの被せ物にはいくつか種類があり、主なものとしてオールセラミッククラウン、ジルコニアセラミッククラウン、e-max、ハイブリッドセラミッククラウンそしてメタルボンドがあります。

では白く美しい口元を作り出すセラミッククラウンの中で、経年とともに審美性に問題が生じやすくなるのはいったいどれなのでしょうか。それは「メタルボンド」です。メタルボンドは内側に金属が使われており、表面にセラミックを焼き付けたクラウンで、強度と審美性に優れた素材です。

しかし年齢を重ねるにつれ、歯ぐきは徐々に下がってしまうと、内側の金属が見えてしまいます。そのため歯の根元が黒く見えるのです。

メタルボンドはセラミッククラウンの中でも歴史が長く、ジルコニアセラミックやe-maxといった比較的新しいセラミッククラウンと比較しても見劣りしません。

ところが長い目で見ると、歯ぐきが下がった際にどうしても内側の金属が見えてしまう可能性が非常に高くなることが予想されるため、「こんなはずではなかった」と後悔するケースも考えられます。

 

将来のことを考えると、メタルボンド以外のセラミッククラウンがおすすめ

セラミックは耐久性に優れており、長く白い歯をキープできる大きなメリットがあります。しかし上でも述べたとおり、歯ぐきが下がってしまった場合、メタルボンドは内側の金属が見えてしまい、審美性を損ねてしまいます。

いっぽう歯ぐきの根元の黒ずみが心配な方は、メタルボンド以外のセラミッククラウンを選択することで、根元の黒ずみは起こりません。特にオールセラミッククラウンやジルコニアセラミッククラウンは審美性が考慮された素材で、土台となる芯も金属ではなく、ファイバーコアという樹脂を使った白いものが使われるため、歯ぐきが下がっても根元が黒ずむ心配はありません。将来のことを見据えてメタルボンドは避け、オールセラミッククラウンなど金属が一切使われていない素材を選ぶことで、いつまでも美しい口元で毎日を過ごすことができるのです。

 

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