あなたのお子さん、前歯を使ってしっかり噛んでいますか?

2018年11月19日 13:04

お子さんの歯並びや噛み合わせは、遺伝要素だけでなく普段の生活習慣も少なからず影響します。例えば指しゃぶりや舌グセ、頬杖などの悪癖も歯並びの乱れや不正咬合を招いてしまいます。

お子さんの歯並びの乱れを改善するためには矯正治療が最も効果的です。しかし矯正治療を行う前にできること、すべきことがあります。それは「前歯を使ってしっかり噛むこと」なのです。

 

顎の骨の成長を促すためには

子どもの歯並びの心配事といえば、主にガタガタの歯並びや出っ歯などが挙げられます。これらの原因は骨格による遺伝的要素と後天的な要素がありますが、骨格が原因でない場合、顎の骨の成長を促すことで噛み合わせや歯並びの改善へと導くことが可能となります。

「歯並びが悪い、出っ歯=すぐに歯医者へ行って矯正の相談をしなければ」とお思いになることでしょう。確かに矯正治療を行うことが、歯並びに関する問題点の解決に最も効果的です。

しかし、矯正治療を始める前にご家庭でできることがあります。それは、前歯を使って噛み応えのあるものをしっかりと噛むことです。しっかり噛むことで顎の骨が少しずつ成長します。顎の骨が成長して広がると、永久歯が正しい位置に導かれ、噛み合わせも改善されるケースが考えられます。

また前歯でしっかり噛むことで、顔つきも変わってきます。

前歯を使ってしっかり噛むために適した食材として、大きめに切ったにんじんやトウモロコシなどが挙げられます。その他スティック状に切ったきゅうりやアスパラガスなど噛み応えのある食材を取り入れてみましょう。前歯でしっかり噛まないといけないような食材が献立の中にあれば、自然と噛まざるをえなくなります。

現代の食生活ではやわらかいものが主体で、あまり噛まなくても飲み込めるものが多く、しっかり噛むことが少ないように思えます。ファストフードをはじめとした柔らかいものばかり与えず、栄養面も考慮して前歯で噛める食材を考えてあげましょう。ただし奥歯で噛んだときに前歯に隙間ができる「開咬」は前歯で噛み切ることができません。開咬の場合は早めに歯科医師に相談することをおすすめします。

 

歯列矯正も視野に入れながら、家庭でもできることをしてあげましょう

歯並びや不正咬合を改善する物理的手段として歯列矯正は非常に効果のある治療法です。しかし歯列矯正だけに頼らず、ご家庭でできることをまず考えてみてください。ご紹介した前歯を使ってしっかり噛むことのほかにも、口呼吸を行っていないか、うつぶせになって顎に手をあてて本を読んでいないか、頬杖をつきながら勉強していないかなど、お子さんの生活習慣に問題がないかどうかを観察し、もし不正咬合に繋がる悪癖があれば、声かけをして改善させてあげることがまずすべきことと言えます。

 

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