2018年11月06日 11:19
ガタガタの歯並びは、見た目の問題だけでなく、歯の健康にも悪影響をを与えてしまいます。また歯に問題が生じると、体の健康にも繋がってしまいます。乱れた歯並びは歯列矯正を行うことで改善することができますが、そのまま放っておくと、どんな悪影響が考えられるのでしょうか。
お口の中に起きる悪影響
歯並びが悪い場合、歯や歯ぐきに起こる問題は以下のことが考えられます。
・虫歯になりやすくなる
・歯周病になりやすくなる
虫歯も歯周病も、歯を失う大きなトラブルとしてよく知られています。どちらも細菌による感染症で、虫歯はミュータンス菌などの虫歯菌、歯周病はアクチノバチルスをはじめとした歯周病原菌などの感染によって起こります。
虫歯や歯周病は、プラークに棲みついた細菌が酸や毒素を出すことで、症状が引き起こされます。プラークは細菌の塊で、お口の中には非常に多くの細菌が棲みついており、食べかすの中に残る糖分を栄養素にしてプラークを作り出します。
食べかすそのものがプラークではありません。しかしプラークは食べかすの中の糖分をエサとするため、歯みがきが不十分であると、プラークが作られてしまいます。
特に歯並びが悪く、デコボコした歯並びの場合、ブラッシングが非常にし辛いものです。特に歯と歯が重なった部分や、八重歯の隣の歯は歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れを完全に落とすことはまず不可能です。
フロスを使うことである程度、歯と歯の間に残る食べかすは取り除けますが、やはり歯列の整った歯並びと比較すると、歯並びの悪い人はプラークコントロールが難しく、ブラッシング面で既に虫歯や歯周病リスクが高いと言えるでしょう。
全身への影響
歯並びが悪いことで虫歯や歯周病になってしまうと、お口の中だけでなく、全身の健康にも影響が出る場合があります。ひどい虫歯や歯周病で歯を失った場合、しっかりと噛むことができません。よく噛めないと唾液の分泌が悪くなり、消化不良になってしまうことがあります。
またしっかり噛めないことは、脳の活性化を抑制してしまいます。噛むことで脳が刺激されますが、歯を失って噛めないと、脳の活性化が妨げられてしまうため、認知症になってしまうこともあると言われています。
そして噛み合わせにも影響が出てしまいます。噛み合わせが悪いと咀嚼がうまくできず、飲み込みにくくなるといった嚥下障害のリスクも抱えてしまいます。
このように、歯並びが悪いことでお口の中だけでなく、全身の健康にも深く関わってしまうのです。
歯列矯正を行うと、プラークコントロールしやすくなります
歯並びが悪いことで起こる問題は、見た目だけではありません。汚れが落としにくいことでプラークが作られやすくなり、虫歯や歯周病になりやすく、奥地と体の健康に影響が出てしまいます。歯列矯正を行うと歯並びが改善し、ブラッシングしやすくなってプラークコントロールが行いやすくなります。
ガタガタの歯並びでお悩みの方は、いちど当院までお気軽にご相談ください。
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